IoT、Windows10、マイナンバー制度・・・ 世の中に溢れるIT関連の気になるキーワードについて、中小企業支援の観点から解説します

2. IoT (Internet of Things)

IoT (Internet of Things)は、直訳すると「モノのインターネット」の意味です。非常に広い領域を指す言葉で、使う人によって意味が異なります。例えば、NVIDIAのCEOであるジェンスン・フアン氏は同社の自動運転技術用の車載コンピュータDRIVE PXを指して「これが我々のIoTだ」と述べています。(*1)

もっと一般的なIoTの定義は「既存の情報端末の範囲に収まらない広範なデバイス群とセンサー、BaaS、M2Mなどの技術を複合して実現される自動化された情報流通網」というものです。ただし「IoTエディション」のように使った場合はそこで使用される小型端末やセンサそれ自体のことを指すこともあります。

もともとこの言葉は、1999年にケビン・アシュトン(Kevin Ashton)が使用しました。アシュトンはMITにAuto-ID(自動認識)センターを設立した人物です。同センターは、RFIDを開発した機関です。誕生から10年以上を経て、小型デバイスの発達が進んだ結果、IoTはにわかに脚光を浴びるようになりました。

現実社会でのIoTの活用は以下のようなものが考えられています。

  • 小売店でリアルタイムに顧客の情報(位置情報、関心事。購買行動)を収集
  • ガスや電気メーターの情報を総合し、供給計画を立てる
  • 商品補充に活用

特に3つ目のような利用方法は、別に紹介するRaspberry PI のような低価格なデバイスの活用により中小企業でも利用可能です。

*1 [COMPUTEX]ジェンスン・フアン氏が語るGTX 980 TiとAndroid,クラウドゲーミング,そして「NVIDIAのIoT」(2015/6/4)
http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20150604076/